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私はワインを集めるのが趣味で、自宅には割と大きめのワインセラーがあります。その年ごとのワインを集めたり、年代物を少しずつ味わって楽しんだり、それぞれの味や風味の違いをいつでも楽しめると同時に所有欲を満たせますし、友人を呼んでホームパーティーをしながらワイングラスを片手に語らったりできるので、それなりにお金はかかるものの、満足度の高いいい趣味だと思っています。

そのワインセラーですが、先日友人夫婦の結婚十周年パーティーを開催した際、それを台無しにしてしまうことが起きました。記念日自体は夫婦二人ですでに過ごしておりましたし、友人たちも笑って「気にしなくていい。気持ちだけで十分」と言ってくれましたが、私としては申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。

私は、ワインセラーに保管してあったとっておきである、1990年のブルゴーニュ産、ダルヴィオ・ペランも赤を振る舞おうとしたのです。ブルゴーニュ地方の1990年物は当たり年で評価も高く、品質としても飲み頃なのでこの記念すべきパーティーにうってつけだろうと思ったのですが、あろうことかワインセラーの鍵を無くしてしまっていたのです。どこで無くしたのかは皆目見当もつきませんでした。家の中だとは思うので探せばあるんでしょうが、せっかくの時間なのにそんな長時間探すわけにもいかなかったのです。それを振る舞うことを約束していたわけでもありませんが、それを出すよと言った時の友人の嬉しそうな顔が目に焼き付いており、せっかく二人に楽しんでもらうためのパーティーだったにもかかわらずかわいそうなことをしてしまったと、後悔の念が消えません。

やはり、どんなものであれ鍵というのは非常に大切で、無くすとトラブルや後悔を生んでしまう物なんだなと再認識しました。結局鍵は見つからず新しい鍵を作りましたが、もう二度と無くさないよう厳重に保管したいと思います。